i-dio HQ Selection COZY LOUNGE

COZY LOUNGE #49 選曲ノート by hatakeyama

ビコーズ / 山中千尋

 

「COZY LOUNGE」by hatakeyama

 

今年2月から始まったこのCOZY LOUNGEも49回目となりました。選曲当番はこれで8巡目。毎回産みの苦しみを味わいながらも、完成した時の達成感はひとしおです。

さて、毎回悩むテーマですが今回は“ビートルズのカヴァー”という以前からやりたかったテーマで選ばさせていただきました。
今年後半は『アビーロード』の50周年版がリリースされたり、映画『イエスタデイ』も上映されたりでビートルズづいていましたね。メンバーのソロ曲のカヴァーも入れるかどうか悩みどころでしたが、今回はビートルズで発表したものに限りました。

 

M.01 山中千尋 / ハニー・パイ
M.02 Dani & Debora Gurgel Quarteto / Get Back
M.03 Eddie Cano & Nino Tempo / A Hard Day’s Night
M.04 Akio Sasajima / Ticket to Ride
M.05 渡辺香津美 / イフ・アイ・フェル
M.06 井上陽水 / I WILL
M.07 Léa Castro Quintet / Here Comes the Sun

M.08 Julian & Roman Wasserfuhr / Nowhere Man
M.09 Giacomo Bondi / Sun King
M.10 Ashleigh Smith / Blackbird
M.11 デイヴ・コーズ / 愛こそはすべて
M.12 Marvin Gaye / Yesterday
M.13 Jazz Organix / She’s Leaving Home

 

ビートルズなので、曲についてはあまり解説はいらないでしょう。僕はジョンとポールで言うと断然ポール派なのでポール曲一色にならないように気をつけました。(ポール派って結構少数派で肩身が狭いですよね・・・)

 

前半はラテン風味でまとめております。

ミュゼット風な鍵盤ハーモニカのイントロが印象的な、山中千尋の「ハニー・パイ」からスタート。原曲のヴォードヴィル調にさらにエスプリを効かせたような洒脱な演奏。アルバム『ビコーズ』からですが、こちらはアルバムタイトルが示すようにビートルズのカヴァーが中心のアルバムとなっています。どのカヴァーも個性的なのでビートルズファンの方は是非一度ご試聴を。

2曲目「Get Back」のカヴァーは、ブラジルのDani & Deboraの母娘が率いるDani & Debora Gurgel Quartetのアルバム『Neon』より。彼らのアルバムはジャズ、ブラジル音楽とポップ・テイストが程良くブレンドされていてどれも素晴らしいです。

Eddie Cano & Nino Tempoによる「A Hard Day’s Nigh」は高速ラテン・ジャズで“ハード・デイズ”な感じを上手く表現していますね。サックスのNino Tempoはジョンのアルバム『ロックン・ロール』にも同じレッキング・クルー周辺のハル・ブレイン、レオン・ラッセルらと参加してます。

お次はカリフォルニアで活躍する日本人ジャズ・ギタリスト笹島明夫による「Ticket to Ride」。ブーガルーなアレンジがハマッてます。
渡辺香津美によるボサノヴァの「イフ・アイ・フェル」、井上陽水とオルケスタ・デ・ラ・ルスによるサルサの「I WILL」と続きまして、最後はフランスの歌手Léa Castroの牧歌的な「Here Comes the Sun」で前半終了。

 

後半はソウルなテイストで。

と、その前にドイツのACTレーベルのJulian & Roman Wasserfuhr兄弟による「Nowhere Man」でひとやすみ。チェット・ベイカー直系のミュート・トランペットの音色と音数を極力抑えた伴奏にほっこりさせられます。

チルな感じを引き継いで全編ビートルズカヴァーのGiacomo Bondiのアルバム『The Beatles Relounged and Regrooved by Giacomo Bondi』より「Sun King」。このアルバムは曲数も多いですが凝ったアレンジが多くて楽しめます。Giacomo Bondiは発売元であるイタリアのSMOOTHNOTESレーベルの代表でもあります。

続いてR&BテイストのAshleigh Smith「Blackbird」とデイヴ・コーズ「愛こそはすべて」。Ashleigh Smithは2014年のサラ・ヴォーン・インターナショナル・ヴォーカル・コンペティションのウィナーで2016年に本作収録の『Sunkissed』でコンドードよりデビュー。このアルバム、JAZZとR&Bとブラジル音楽のミックス具合がBasia的で個人的に大好きな一枚。
デイヴ・コーズはアルバム『Dave Koz & Friends: The 25th Of December』より。この「愛こそはすべて」にはスティーヴィー・ワンダーやエリック・ベネイ、グロリア・エステファンなど豪華ミュージシャンが参加。後半に一聴して彼とわかるスティーヴィーのヴォーカルとクロマチック・ハーモニカが出てきます。

スティーヴィーを受けて、モータウンつながりでマーヴィン・ゲイ「Yesterday」。一番“Yesterday”っぽくない“Yesterday”という事で選んでみましたが、ここでのマーヴィンはまるで自分のオリジナル曲であるかのように完璧な歌唱を聴かせます。

ラストは今年9月に発売されたジャズ・オルガン・コンボJazz Organixのデビュー作『Lemongrass Lady』より「She’s Leaving Home」。Jazz Organixは中堅ピアニスト、オルガニストのBob Mocarskyを中心としたグループ。デビュー作とは言っても、2010年あたりから活動し始め、クラブやフェスを周り何百回という演奏を重ねてきたよう。本作はリリース以来、本国アメリカでも好評を得ています。

コージーな気分になっていただけたら幸いです。

 

Text by hatakeyama  (e-onkyo music)

 

★「COZY LOUNGE」は毎日朝9:00から放送中(毎週水曜日更新)

★再放送は毎日14:00から!

 

<#49(by hatakeyama)今後の放送予定>

2019.12.25(水) 9:00~ *初回放送
2019.12.26(木) 14:00~
2019.12.31(火) 9:00~
2020.01.01(水) 14:00~
2020.01.06(月) 9:00~
2020.01.07(火) 14:00~
2020.01.13(月) 14:00~
2020.01.19(日) 9:00~
2020.01.25(土) 9:00~
2020.01.26(日) 14:00~
2020.01.31(金) 9:00~
2020.02.01(土) 14:00~
2020.02.06(木) 9:00~
2020.02.07(金) 14:00~

 

 

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