i-dio HQ Selection The Right Stuff

#15 チューリップ 1972-1978 (2019/2/15~)

 

「The Right Stuff」Vol.15 今回はチューリップ

リーダーの財津和夫は2月19日生まれ、まもなく71歳のバースデーを迎える。
博多のバンド、チューリップの1972年のデビューから1978年までのシングル曲を順に並べた。

 

M1    魔法の黄色い靴
M2    一人の部屋
M3    心の旅
M4    夏色のおもいで
M5    銀の指輪
M6    青春の影
M7    ぼくがつくった愛のうた (いとしのEmily)
M8    サボテンの花
M9    悲しきレイン・トレイン
M10   娘が嫁ぐ朝
M11   風のメロディ
M12   ブルー・スカイ
M13   WELCOME TO MY HOUSE
M14   夕陽を追いかけて
M15   約束

 

今後の放送予定

2.15(金) 23:00~
2.16(土) 23:00~
2.17(日) 23:00~
2.18(月) 23:00~
2.19(火) 23:00~
2.20(水) 23:00~
2.21(木)    23:00~
2.22(金) 8:00~
2.23(土) 13:00~
2.24(日) 21:00~
2.25(月)       8:00~
2.26(火) 13:00~
2.27(水) 21:00~
3.1 (金)  13:00~
3.2 (土)  21:00~

 

 

選曲のベースにしたのは、1977年に発表された2枚目のベスト・アルバム「チューリップ・ガーデン」。デビュー曲から12枚目の「ブルー・スカイ」までのシングルAB面が順番に並べられたこのアルバムからA面曲のみピックアップ。

その12曲に、アルバム・ヴァージョンだが M13、「鈴蘭&田園ライヴ!! LIVE!! ACT TULIP VOL.3」からライヴ・ヴァージョンで M14、そして「Upside-down」からのシングル M15を加え、デビューからのシングル15曲を選んだ。

M15「約束」の次のシングルは、70年代後半のチューリップの代表曲「虹とスニーカーの頃」
さらに財津和夫のソロ・ヒット「Wake Up」も選びたかったが、未ハイレゾ化のため断念。
とはいえ「約束」がラストというのは、美しい選曲だと思うが、いかがだろう。

 

 

チューリップを知ったのは中学生、曲は当たり前に「心の旅」だった。
リアルタイムで聴いたのは「ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜」だったか。

かぐや姫など四畳半フォークと呼ばれた曲を聴きはじめていた中学生にとって、この曲はとても新鮮だった。ラヴ・ソングというと片思いと失恋の歌ばかりだった当時
「なんで、みんな悲しい歌ばかり歌うんだろう?」と思っていたところに、恋愛賛歌と呼べるハッピーなラヴソングが飛び込んできたからインパクトがあった。今思えば、それもザ・ビートルズの影響だったのだろうと思うが「青春の影」や「サボテンの花」で、おセンチな気分になることばっかりでは希望に満ちていた中学生には満足できなかったのだろう。

高校生の頃には「Upside-down」と「Someday Somewhere」のアルバムが受験勉強のBGMだったが、大学に進むとほとんど聴く機会がなくなった。
メンバー・チェンジを経てバンドが失速した感じがあり、私がもっと激しい音楽を求めていたせいでもあった。

 

今回、久しぶりにチューリップを聴いて、改めて和製ポール・マッカートニーと呼ばれる財津和夫のメロディメイカーとしての才能を確認した。そして曲の端々に観えるザ・ビートルズっぽさ。
「WELCOME TO MY HOUSE」は「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」「レディ・マドンナ」「マジカル・ミステリー・ツアー」あたりの影響が色濃く感じられる。英語詞であるせいか(発音は別として)まるでポールの未発表曲のようだ。

 

チューリップがブレイクしたのはサード・シングル「心の旅」1974年のこと。
その前の2枚のシングルのヴォーカルはリーダーの財津和夫だが、この曲は姫野達也だ。
財津和夫のヴォーカルには、海援隊などにも通じるある種のこぶし、いなたさを感じていたが、姫野達也のハイトーンで甘い声は、財津のメロディを際立たせていて、ここでチューリップ・サウンドの原型ができあがった。
財津和夫のメロディはザ・ビートルズを模倣しながらも、とても日本的な抑揚があって、それが今となっては、いなたいと感じるのだが、歌謡曲全盛の1970年代にはうまいポジションにある有効なポップスだったのだと思う。

そのため、時代が歌謡曲からポップスへと移行したことで、チューリップというバンドが担ってきた役割を終えてしまったのは仕方ないのかもしれない。

 

 

 

1985年に発表された「今だから」という曲を覚えているだろうか?
松任谷由実、小田和正、財津和夫、この3人のコラボレーションで発表されたシングルで、
当時大きな話題になってナンバー1ヒットになった。
6月1日に発売されて、15日には国立霞ヶ丘陸上競技場で行なわれたイベント「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW」で3人が集い演奏された。
このシングルは、未だにCD化されていない、唯一のナンバー1ヒットだそうだ。
(財津和夫がソロで歌うヴァージョンはCD化されている)
権利、許諾関係のクリアランスが難しいのはわかるが、こういった音源こそハイレゾ化できないものかと思う。

 

 

Text by “The Right Stuff” 選曲&制作担当 Steve

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