「The Right Stuff」Vol.73 最終回は Mariah Carey
3月27日に50歳のバースデーを迎えたマライア・キャリー。
1990年にデビュー、5月にはデビュー30周年を迎える彼女の初期3枚のアルバムからピック・アップ。
M1 Vision of Love
M2 Love Takes Time
M3 Someday
M4 I Don’t Wanna Cry
M5 There’s Got to Be a Way
M6 Emotions
M7 Can’t Let Go
M8 Make It Happen
M9 If It’s Over
M10 Dreamlover
M11 Hero
M12 Without You
M13 Never Forget You 想い出にできない
M14 Anytime You Need a Friend
放送予定
3.27(金)23:00~
3.28(土)23:00~
3.29(日)23:00~
3.30(月)23:00~
e-onkyo music のカタログにあるマライア・キャリーの作品は、1st「マライア」2nd「エモーションズ」3rd「ミュージックボックス」2014年の「ミー。アイ・アム・マライア」この4枚のアルバムと2015年のシングル「インフィニティ」。「ミュージックボックス」と「ミー。アイ・アム・マライア」の間には20年のブランクがあり、初期3枚のアルバムのシングルを中心に選曲。
1stから4曲、2ndから1曲、3rdからは2曲と、この時期7曲の全米No.1ヒットは選べたが、1992年のMTVアンプラグドのパフォーマンスを収めたミニ・アルバム「ヴィジョン・オブ・ライヴ」からのNo.1ヒット、ジャクソン5のカヴァー「アイル・ビー・ゼア」を流せなかったのが、「恋人たちのクリスマス」がカタログになかったことよりも至極残念だった。
なお、時間の制約でラストのM14は途中で沖津那奈さんのナレーションが乗り、フェイド・アウトした。
1990年、Mariah Carey という女性の「Vision of Love」という曲がアメリカでNo.1ヒットになった、多分7月頃だと記憶している。ファースト・アルバムを手に入れて聞いてみると、いい感じのバラードで曲のサイズが3分半と手頃な感じだった。が、日本盤が発売される前でこのアーティストの読み方がわからない。「マリア・ケアリー」とでも読むのかと思っていたが、「マライア・キャリー」だった。
ギャオスの超音波か!と思わせるハイトーンを効果的に用いた楽曲はラジオ・ライクで、私もいろんな番組でオンエアした。女性シンガーをディーヴァと呼び始めたのはマライアが絶大な人気を得ていた1990年代前半だと思う。
マライアが初来日した1996年の東京ドーム・コンサートは、たしか2日目の3月10日を観たのだと思う。
ゴージャスなライヴだったイメージが残っているが、アンコールで「恋人たちのクリスマス」を演って3月なのにこの曲やるのか!?まあでもやっぱ演るよね、と思った記憶がある。
1993年にCBSコロンビアの社長、トミー・モトーラと結婚したころから、デビュー当時の可憐なイメージが露と消え、欲望に忠実なラティーナのイメージが強くなり、21世紀になるとLIZZOのはるか先を行くプラス・サイズ・ディーヴァとなったマライア・キャリー。
大台を迎えた彼女が今後、どんな活躍をみせるのか、やっぱり気になる存在だ。
2018年11月に本格的にスタートした i-dio HQ Selection、来週 3/31 正午で放送終了です。
これまで楽しんで下さったみなさん、ありがとうございました。
Text by “The Right Stuff” 選曲&制作担当 Steve